おはようございます
T・K企画の長濱です♪♪
今日のブログは珍しく仕事の話を・・・
不動産に携わっている方なら常識だと思いますが、
不動産業(特に仲介)というのは情報戦です。
色んな方から物件の情報をいただくことがありますが、
その中には「知人」やその紹介を受けて来られた方などからいただく情報も少なくありません。
何を隠そう、
先日T・K企画でお取引させていただいた土地も僕の「知人」からの情報提供でした。
そんな情報を持ってくる「知人」がたくさんいると僕も嬉しいんですが、
今日は僕の「知人」の不動産業者に実際に起こった話をご紹介。
今回取引した土地は相続絡みの案件だったらしく、
情報入手から売出し開始までに結構時間があったようなんですが、
そのおかげで物件調査もしっかりと済ませ、
十分な準備をして売主様と打合せることもできたそうです。
そして、嬉しいことに売出しを始めてから約2週間足らずで購入希望者を見つけます(*^^)v
ただ・・・
ここからが僕の「知人」の失敗・・・
結論から言っちゃいますが、
何と、売主様と媒介契約を結んでいなかったんです!!!!
そのため、売主様から仲介手数料をいただくことができませんでした(T_T)
※媒介契約については以前書いたコチラのブログから※
なぜ、そんな馬鹿なことをと思ったんですが、
その理由がこのブログのタイトルに繋がります。
そう!!
この物件は「知人」の紹介だったんです(>_<)
この情報を持ってきた「知人」とは何度も物件情報のやり取りをしており、
また、今回は実際に売主様を紹介され、
「知人」同席の元、売主様との打合せもしていました。
そして、その打合せの際に「一般媒介契約」を締結することを決め、
後日、日を改めて契約書を交わす約束をします。
その後、媒介契約の日程調整中に売主様から「知人」を経由して、
「媒介契約前だけど売出しを開始してほしい」旨の連絡を受けます。
そして、前述したとおり、
売出しから2週間足らずで購入希望者を見つけ、
売主様へ買付申込書を提出。
ここから少しややこしいんですが、
何という偶然か、
購入希望者(法人)の代表者と売主様が「知人」だったんです(>_<)
そのため、売主様は自分が直接交渉したほうが早いし、
しかも仲介手数料を支払わなくて済むと考えます。
そして、ここから媒介契約を締結していないことが足を引っ張ります。
媒介契約さえ締結していれば、
「購入希望者を見つけたのは自分である」ということをしっかりと説明し、
媒介契約書に記載されているとおり、
堂々と仲介手数料を売主様に請求することができます。
ただ、「知人」の紹介ということ、
売主様の希望を汲んで媒介契約締結前に売出しを開始したこと、
思ったより早く購入希望者を見つけられたこと、
そして、その購入希望者の代表者と売主様が「知人」だったこと、
それらが結果的に災いし、
結局売主様から手数料をいただけなかったそうです・・・
まぁ、僕の「知人」に落ち度があるんですが、
正直なところ同情しています。
例えば、売主様が僕の上司Orお世話になっている方の「知人」だとすると、
その方から要望があれば、
僕も同じように媒介契約締結前に売出しを開始してしまうと思うんです・・・
多分・・・
今回の件から僕が学んだことは1つ。
いくら「知人」の紹介とはいえ、
「やるべきことはやっておきましょう」
これです。
ただ・・・
それをわかっていても、
信用や信頼、通すべき筋って大事だと思うんですよね・・・
書面で交わす関係の中で仕事をしているからこそ、
僕はそう思いました・・・