おはようございます♪♪
T・K企画の長濱ですm(__)m
ようやく梅雨らしい天気になってきましたね(^▽^;)
さて、今回のブログは、
沖縄県での不動産購入時における所有権移転登記についてです。
まず、所有権移転登記とは何かというところから説明しますと、
不動産の売買や相続、遺贈・贈与を行うと
不動産の所有権が移転元から移転先へ移りますが、
その際に法務局にて所有権の移転を登記しなければ所有権の移転は認められません。
これが所有権移転登記です。
簡単に言うと、「自分のものになりました」という証明ですね。
そして、この所有権移転登記の費用というのは通常は移転先の方が負担します。
それは当然ですよね。
他人の不動産が自分の不動産になるわけですから。
その為の名義変更の費用は自分で負担するのが当然かと思います。
しかし!!
沖縄県は少し違います(>_<)
ここからが今回このブログを書こうと思った本題になりますが、
沖縄県では昔から所有権移転登記の費用は、
「売主と買主の双方で折半する」
という慣習があります。
県外の方は?ですよね(苦笑)
ただ、沖縄県ではそうなんです(^▽^;)
しかも、諸先輩方に確認してもいつからそうなったのかわからないとのこと・・・
もし知っている方がいたら教えてくださいm(__)m
ちなみに、僕の地元宮古島の不動産屋の知人に聞いたところ、
「宮古島は違う」とのことでした。
・・・
また謎が増えましたね(苦笑)
石垣島は調べていませんが、
この慣習は今のところ僕が確認する限り沖縄本島だけのようです・・・
現在でもこの慣習が当たり前のようにまかり通っていますが、
個人的にはこれは当たり前のことではなく、
買主様が要望して、それを売主様が承諾して初めて成立することなんじゃないかなと思っています。
そもそも道理が通りませんよね。
他人の名義にするための費用を売主様が負担する理由はないと思いませんか?
確かに古くからそういう慣習があったことは事実ですが、
不動産取引が初めての方や県外の方にとっては理解しがたい慣習なのではないでしょうか?
「沖縄ではそうだから」では納得しないと思うんですよね・・・
なお、誤解のないように言っておきますが、
別に僕はこの慣習を否定しているわけではありません。
これまでにもそういう取引をしてきましたし、
最近契約した物件も所有権移転登記費用は折半でした。
ただ!!
必ず事前に説明しています!!
売主様には、
沖縄では古くからそういう慣習があること、
その旨買主様から要望があるかもしれないこと、
買主様には、
沖縄では古くからそういう慣習があるが必ずしも売主様の承諾を得られるわけではないこと、
これだけは必ず説明します。
そうすれば、
売主様が「折半しない」というのであれば、
物件募集時にその旨説明できますし、
「価格交渉がなく満額で購入するのであれば考える」というのであれば、
これも事前にその旨説明できますよね。
双方が沖縄の方でこの慣習を理解していれば問題ないとは思いますが、
特に売主様が県外の方の場合には事前に説明をしておかないと、
買主様がそのつもりだった場合にトラブルになってしまう可能性があります。
多分、皆さん買主側になったら費用を折半してほしいでしょうし、
売主側になったら費用を折半したくないはずなんですよ。
直接的に費用の軽減又は負担になるんですから。
なので、この慣習を当たり前と思わずに、
やっぱり事前に説明しておくことが大事なんじゃないかと思いますm(__)m
と、ここまで長々と書いてきましたが、
結局僕が言いたいのは、
「慣習は慣習として認めますが、全ての取引でこれが当たり前ではないですよ」
ということです。
皆さんご理解いただけましたでしょうか?
何か偉そうな感じになってすいません(^▽^;)
このブログが沖縄での不動産取引の際のご参考になれば幸いですm(__)m